業務紹介｜業務内容｜株式会社成田セラミックバーナー工業所

業務紹介

LPガスについて

正しくは LIQUEFIED PETROLEUM GAS といいます。
天然ガスや原油と一緒に採掘される低級炭化水素ガスを液化したものです。
主成分によって｢プロパンガス｣や｢ブタンガス｣と呼ばれる形で供給されています。
化学的には｢炭素数3または4の炭化水素を主成分とするもの」を限定して指し、｢プロパンガス｣とは「炭化数3の炭化水素」つまり｢プロパン｣を主成分とするガス、｢ブタンガス｣とは｢炭素数4の炭化水素」つまり｢ブタン｣を主成分とするガスです。

炭化水素の分類

沸点[℃]	炭化水素	分子式	分類	炭素数
～			重油
～			軽油	C13～C18
300		C17H36
～		C14H30	灯油	C12～C15
200		C12H26
～		C8H18	ナフサ	C5～C12
100		C7H16
～		C6H14	ガソリン
36.1		C5H12
0
-0.5	☆ブタン	C4H10	液化石油ガス	C3～C4
-6.9	イソブテン	C4H8
-11.7	☆イソブタン	C4H10
-42.1	プロパン	C3H8
-47.7	プロピレン	C3H6
-88.6	エタン	C2H6	液化ガス	C2
-103.7	エチレン	C2H4
-161.5	メタン	CH4	液化天然ガス	C1

☆ ブタンとイソブタンは炭素の結合状態によって構造が異なる「異性体」

どこから？: ほとんどが天然ガスや原油に随伴して採掘される原産国からの輸入ＬＰＧですが、国内の石油施設で発生するガスから不純物を取り除いて精製したものもあります。

性質

常温・常圧では気体ですが常温で低い圧力(1MPa以下)をかけることで容易に液化できます。
常圧での沸点が高いブタン(-0.5℃)は低温化することでも液化させることができます。
一般に供給されているLPG容器には圧力をかけて液化したものが充填されており。
使用時はこれを自然気化させて使用しています。(液で貯蔵運搬し気体で使用)
常温で自然気化しにくい寒冷地帯では「強制気化装置」が必要な場合もあります。

安全＆安心＆快適なエネルギー: プロパン1m³を完全燃焼させるためには大量の空気が必要です。
酸素不足のまま使用すると不完全燃焼を起こし一酸化炭素が発生します。
一酸化炭素は毒性が強く最悪の場合少量でも死に至る危険性があります。
ガス使用時は換気扇を回したり窓を開けるなど換気に十分注意を払いましょう。
ほんのちょっと気をつけるだけでLPGは安心＆安全＆快適なエネルギーです。

クリーンなエネルギー: クリーンで低公害なLPGは自動車用燃料としても使用されています。
不純物が少なく燃焼効率に優れるLPGならオイル交換サイクルも長く整備費用も軽減、さらに燃焼時に排出される排気ガスは無害という人にも環境にも優しいエネルギーです。
現在タクシーや営業車、小～中型トラックを中心にLPG車が日本全国で普及しています。

災害に強いエネルギー: 地震等の災害発生時には早急なエネルギー源の確保が重要な課題となります。
個別供給型のLPGなら災害発生時にも個別点検・調査により迅速な復旧を可能にします。
また必要に応じて避難施設や仮設住宅等にもLPG供給設備を設置することが可能なので、被災地に暮らす人々の炊事・給湯・暖房・発電の為のエネルギー源として生活を支援します。
いざという時に頼れるエネルギーはやっぱりLPG！